2012年12月7日金曜日

PDCAサイクルにおけるチェックの2つの意味(1/2)

前回はミッションステートメントの策定についてお話しましたが、今回はそれをいかに遂行するか、という話。

 PDCAとは 
Plan Do Check Action の頭文字をとったもの。
Wikipedia:PDCAサイクルによると「事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ」と書かれています。
計画を立て(Plan)、計画を実行し(Do)、実行結果が計画に沿っているか確認し(Check)、計画に必要な修正を行う(Action)の4ステップです。

計画はあくまで事前に立てた計画ですから、実行結果が計画に沿っているか確認することは極めて重要です。
ただCheckという言葉が曖昧だと私は思います。

 チェックの重要性 
チェックは、活動の確認という非常に重要な位置づけを占めています。
しかし正しく行うことが非常に難しい項目だと私は思います。
理由は明確で、チェックは定量的に図る必要があるからです。

例えば美味しい料理をつくろう、というトレーニングに対して「料理をつくった回数」を確認することは出来ますが、「おいしい料理をつくれた回数」を確認することは主観的にしか確認できません。
おいしいというのは主観的な感情のため、ともすれば「私にとってはおいしい料理だがAさんにとってはおいしくない料理」と「私にとってはおいしくない料理だがAさんにとってはおいしい料理」という2つをどちらも「おいしい料理」と評価してしまう可能性があります。

こういう場合は、単純に料理をつくった回数をチェックの対象とするか「Aさんがおいしいと感じる料理をつくった回数」をチェック対象とするかが挙げられます。

 PDCAにおけるチェックの2つの意味 
チェックにはもう一つの難点があると私は考えています。
PDCAのチェックという言葉が2つの意味を持ってしまっていることです。

1つは正しく実行出来ているかのチェック。
もう1つは計画・実行が正しく目的に向かっているかのチェック。

ちょっと長くなったので分割します。
続きは次回。

それでは。

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