2013年5月5日日曜日

大企業のあるべき組織


前回の記事を受けて、じゃあ大企業はどうしたらいいの?という話。

大企業の場合は、みんなが同じ方向性を向く、ということがそもそも難しい。
ということは同じ方向を向けない。
そしてさらに、人数が増えるので違う方向性の人が単独ではなく「違う方向性の人たち」になる。
結果として足を引っ張られることが増える。
(本人たちにしてみれば正しい方向性に向かわせてるのだけれど、お互いの正義がずれているのでどちらから見ても「足を引っ張られている」状態。)

なのでお互いに様々な配慮すべき。



ということはコストが高まるのでスタートアップに叶わないのか、というとそんなこともない。
大企業にはリソースがありますから。

スタートアップはお互い顧みず低コストで組織運営ができる。
その代わり、リソースが小さい。
大企業は逆です。

では大企業はリソースを武器とすべきです。
・業界のスタンダードをとる
・業界のプラットフォームを定める
・全国販売網を活用する
・広告枠をたくさん押さえて認知度を高める
などなどやり方は色々。

2013年5月2日木曜日

スタートアップのあるべき組織


ふと思ったこと。
緩い結合でお互い配慮して進めていくよりも強度の強い結合でお互い顧みない方がより良い組織だと思う(50人以下くらいの小さな組織の場合に限るが)。

マンガ蒼天航路で陳宮が主君に求める条件として3つを挙げていた、その1つ目みたいなもの。

ひとつ、人を治めつつ人を顧みぬ者
ひとつ、乱世を戦いつつ治世を始める者
ひとつ、天を知りつつ天意に叛くことを畏れぬ者


配慮は何も価値を生まないので、出来るならばしない方が良いこと。
しかし配慮しないことで手戻りが発生したりする。
配慮するコストが上回るなら配慮した方が良い
これを式にするとこんな感じ。

配慮することで発生するコスト > 配慮しないことで発生するコスト


でも配慮しないことで発生するコストは減らせる。
それは組織の方向性を揃えること。
みんなが同じ方向性を向いていれば、お互い顧みなくても大きくずれない=配慮しないことで発生するコストが減る。

ということで、スタートアップのような小さな組織であればみんなが同じ方向性を向くようにした方がコストは下がると思うし、成功しているスタートアップはみんなそうしているように思う。