2012年10月10日水曜日

成果の中身

先日の記事で成果とは何か次に書く、と書いておいてそのまま書き忘れていました。
失礼いたしました。

P(成果)は、営業職・販売職の場合は売上高という数値で評価出来るので非常にわかりやすいですね。
ですが、それ以外の場合はものすごく難しい指標になります。

ブルーカラーの場合

ブルーカラーの場合は労働時間が生産量に直結し、それが成果とみなせます。
これはシンプルで、すごく望ましい形ですね。

Aさんは今日8時間働いて、100個の部品を製造しました。
→Aさんの今日の成果は部品100個


ホワイトカラーの場合

ホワイトカラーの場合は労働時間によって成果物が決まるわけではありません。
何時間会議をしても、何枚企画書を書いても、それが価値に結びつかない限りは成果が出ていないと見做されます。
逆にほんの30分の会議で合意形成し契約締結出来たり、1枚の企画書で高品質のサービスを立ち上げられたりすることもあります。

→ホワイトカラーの場合は労働時間に関わらず成果を生み出せる
 いくら働いても成果が出ない場合もある


ではこのホワイトカラーの場合、何を基準に成果を決めるべきでしょうか。
どんな成果物が完成した時に「成果を出した」と判断して良いのでしょうか。
個人的にそれは市場価値とすべきです。

そしてホワイトカラーにも段階があります。
経営者に近ければ近いほど権力を持っているので評価は市場価値に近づけられます。
 ex.)売上高、営業利益、純利益、顧客満足度等

逆に現場に近い場合は扱いが難しくなります。
そもそもホワイトカラーなのかブルーカラーなのか判定するのが難しいです。
例えばプログラマーの成果はコード量でしょうか、それとも価値でしょうか。

プログラミングを製造業とみなす場合は、サービス設計をする人はホワイトカラーと考え、コーディングする人はブルーカラーと考えます。
この場合、コーディングする人によって違いが生まれないレベルの精緻な設計が必要になります。
・・・あまり現実的では無いですね。

プログラミングをホワイトカラー集団とみなす場合は、サービス設計をする人はサービスの市場価値で評価を受け、コーディングする人も彼がコーディングした部分の市場価値によって評価を受けます。
Webサービス全体の市場価値というのは売上高によって評価出来そうですが、その中のログイン画面の市場価値がどのくらい、というのは評価出来ないように感じます。
となると、市場価値とは異なる指標を設ける必要がありそうです。


行うべきこと

経営者は自社製品・サービスの市場価値を定量的に分解し、評価出来る形にする必要があります。
つまり、ある製造業の経営者であれば、製品サービスの売上高(市場価値)を上げるために、製品の価値、購入後サポートの価値、購入前サポートの価値を定義し、それぞれを分解していく。
製品の価値は製品そのものの価値であったり、より活用するためのソーシャル施策であったりに分解し、ソーシャル施策の中ではユーザー投稿数やシェア・Retweet数を評価指標にする。
ユーザー投稿数を増やすためにソーシャルメディアキャンペーンを企画実行する。
売上高=市場価値に近づくにつれて経営者、マネージャーの仕事であり、細かくなるにつれて担当者の仕事と評価基準になっていく。

これらをやらないとネガティブな場合は従業員が「仕事をしているのに評価されない気がする」と感じてしまったり、市場から評価されない方向に付加価値を高めてしまったりする。

「私がどう行動するか知りたければ私をどう評価するか教えてください」という言葉があります。
P(成果)を多く上げて欲しければ、まず何を成果として認めたいのかを明らかにして共有しておきましょう。

それでは。

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